ムーンショット計画とは?
ムーンショット?何?なんだか怪しいんだけど。
『ムーンショット計画』とは、2020年1月に日本の内閣府の政策として発表したものです。
内閣府のホームページから抜粋↓↓
1.2050年までに、人が身体、脳、空間、時間の制約から解放された社会を実現 ムーンショット目標1
2.2050年までに、超早期に疾患の予測・予防をすることができる社会を実現 ムーンショット目標2
3.2050年までに、AIとロボットの共進化により、自ら学習・行動し人と共生するロボットを実現 ムーンショット目標3
4.2050年までに、地球環境再生に向けた持続可能な資源循環を実現 ムーンショット目標4
5.2050年までに、未利用の生物機能等のフル活用により、地球規模でムリ・ムダのない持続的な食料供給産業を創出 ムーンショット目標5
6.2050年までに、経済・産業・安全保障を飛躍的に発展させる誤り耐性型汎用量子コンピュータを実現 ムーンショット目標6
7.2040年までに、主要な疾患を予防・克服し100歳まで健康不安なく人生を楽しむためのサステイナブルな医療・介護システムを実現 ムーンショット目標7
内閣府.ムーンショット型研究開発制度より引用
https://www8.cao.go.jp/cstp/moonshot/index.html
完全にSF映画の世界やんけ・・・((((;゚Д゚)))))))マヂカ
少子高齢化・災害・地球温暖化などの困難を抱える社会の未来を、科学のチカラでなんとか明るくしよう。というのが趣旨のようです。
政府が発表したとは思えないブッ飛んだ内容で、思考がついていかない・・・
これ、本当に実現できたら、ターミーネーターとか?え、ドラえもんの未来?(例えがバカっぽくてすみません。)
まるで夢のような世界に、希望(妄想)が湧き上がってきてしまいます。
障がい者の未来と『ムーンショット計画』
障がい者の未来は暗いと思ってた
わが家のひとり息子には中度知的障がいがあります。
「この子は将来、自立できません」と医者に告げられた日から、漠然と抱いてきた不安があります。
『学習は進むのかな』
『仕事にはつけるのかな』
『親なき後、この子はどうなるんだろう』
この不安を払拭するため、親である私たちは、適切な学校を探すとか、すこしずつ貯金するとか、地域の福祉施設につながっておくとか、成年後見人について勉強するとか、、、今ある制度の中でやれることをコツコツやるしかありませんでした。
そして、それでも不安はなかなか解消されません。
そんな中、ムーンショット計画を発見しました!!
障がい者の未来とマッチしまくる『ムーンショット計画』
↓障がい児の息子に関係ありそうなムーンショット計画の目標をピックアップしてみました。
2050年までに、人が身体、脳、空間、時間の制約から解放された社会を実現
→→息子は不器用で字が書けず、ハサミも使えないし、簡単な計算もできないし、車の運転もできないだろうけど、こういうこともカバーできるってこと??
2050年までに、超早期に疾患の予測・予防をすることができる社会を実現
→→息子は生まれつき成人病になりやすい体質をもっているけど、事前に予防できるってこと??
2050年までに、AIとロボットの共進化により、自ら学習・行動し人と共生するロボットを実現
→→一緒に成長してくれる人間みたいなロボットさんがいてくれたら、親亡き後も安心できるかも?家事とか、お金の管理とかしてくれるのかな。。
なんと!わが家の息子のニーズをばっちり網羅!!
そして、ビジョンに掲げられている『「誰もが夢を追求できる社会」の実現』と『「100歳まで健康不安なく、人生を楽しめる社会」』
という文言がなんとも胸にしみる。
一筋の希望の光を信じて
今現在の日常では、健常者と障がい者との世界に『差』を感じずにはいられない世の中だけど、
義足の陸上選手が脚光を浴びたり、障がい者分身ロボットオリヒメディが開発されたり・・・
障がい者をとりまく環境は、少しづつだけど確実に変わってきている気はします。
そしてムーンショット計画が障がい者たちの未来にも適応されるのであれば、社会福祉のあり方も変化してくることでしょう。良い方向に向かってほしい。
そんな未来への展望がある中で、障がい児の親として、今できることは何なのかを模索していきたいなぁと思いました。
そもそもムーンショットとは、「壮大な課題、挑戦」を意味する言葉だそう。
壮大な夢と希望をありがとう!実現されることを願っています!
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