子どもの作業療法【OT】とは?

作業療法では、『作業療法士』という国家資格をもった先生が、遊びを通して、体や手先の発達、日常生活での作業全般がよりうまくいくよう支援してくれます。

詳しく見ていきましょう↓↓

どこで受けられるの?

自治体の療育センターや医療型療育センターなどです。民間の発達支援事業の施設に作業療法士さんがいらっしゃることもあります。

施設によりますが、月1〜2回程度、一回30分から50分くらい行います。

どんな子どもが対象?

発達の遅れや凸凹がある子。手先が不器用な子。体の使い方がぎこちない子。落ち着きがない子など・・・発達に心配がある子たちが対象です。

どんなことをするの?

手の機能

日常生活に必要な、手先の動作両手の動作道具の操作(お箸・ハサミなど)の向上を支援してくれます。

基本的に先生と対面でイスに座って行います。

使用する道具は、型はめのおもちゃ・ペグ挿し・ひもとおし・洗濯バサミ・はさみやお箸・・など色々。発達段階に合わせて取り組んでいきます。

感覚統合

触覚(皮膚の感覚)・固有受容覚(関節の感覚)・前庭感覚(バランス感覚)・視覚・聴覚などの感覚機能を向上させる支援をしてくれます。

感覚統合は、自分のからだを上手に使う。道具を使う。人とのコミュニケーションをとる。注意・集中する。などの学習・情緒・対人・言葉等の問題に関係しています。

作業療法では、感覚統合遊具を使って感覚を刺激し、コントロールする力を身につけていきます。

身辺自立

身の回りの動作の自立に向けた支援をしてくれます。

着替える・靴や靴下を履く・顔を洗う・トイレ・食具を使う・・・上手にできる方法や道具のアドバイスをしてくださいます。

作業療法は日常生活をうまく送れるようにするためのもの

ここでの日常生活とは、遊んだり、休養したり、仕事したり、生活習慣を整えたりすることです。生きていくのに基本的でとっても大切なこと!!

手先が不器用だったり、感覚過敏(感覚鈍麻)があったりすると、日常生活がうまく送れず社会で生活しにくくなってしまいますよね。

作業療法は、そのような苦手を少しでも改善してあげ、生活しやすくしてくれるのです。

また、先生とのやりとりすることで、コミュニケーションの仕方を学んだり、色・形・数・大きささんかの学習にもなっていくと思います。

親が子どもの苦手に気づいてあげるキッカケにもなりそうです!!

『訓練』と聞くと、なんだか足が遠のいちゃいそうですが、専門的な視点でたくさんアドバイスもらえますし、発達の悩みなんかも相談できるのも嬉しい。

作業療法を受ける機会があれば、ぜひ足を運んでみてくださいね!

療育
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この記事を書いた人
poppoママ

ウィリアムズ症候群の一人息子を育てる主婦。
新米ママだけど、子どもと一緒にゆっくり成長中。
療育の奥深さにハマってます。
2級ファイナンシャル・プランニング技能士。
障がい児たちの将来についても気になります。

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コメント

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